VARICUP-BUKUR X4
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
ジェロームカレのカスタムモデルシリーズで刻印はJEROME CALLET VARICUP-BUKUR  X4です。
リムサイズはバック7くらいです。
リムはセミフラットで厚みはノーマルです。
リム外側ボディーがリムにむかって細くなっているデザインです。
リム内側エッジがエッジがないくらいなだらかです。
浅めのVカップ形状で深さはバックFくらいです。
カップからスロートのショルダー部分がかなりはっきりしていてとても長めです。
スロートは#28(3.57mm)より細めです。
バックボアはワーバートン8くらいです。
全長は90.2mmでバックより3mmくらい長めです。
音にスピード感がありとてもブリリアントでレスポンスが良いです。
明るめな音でベルから音が遠鳴りする感じです。
特にハイノートのコントロールが楽なデザインです。
リードプレイヤー、ホーンセクションなどにおすすめです。





VF-C1 Pゴールド
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
ジェロームカレのスペシャル・アーチストモデルで刻印はJEROME CALLET V.F.-C1です。
現在は製造されていないマウスピースです。
V.F.はヴィラディミール・フリードマンのイニシャルです。
ヴィラディミールはジャルディネリのマウスピース設計、技術者で
マイルス・ディヴィスのマウスピースを製作しました。
またストーク、ワーバートンの製作指導したことで有名です。
「チェスト・アップ」などで有名なプレイヤー・クリニシャンのクラウド・ゴードンが
愛用したベンジCG7をベースに製作されたモデルです。
かなりオリジナルに近いデザインです。
ピンクゴールドメッキでボディー、シャンクがサテン仕上げのカスタム仕様です。
サイズはバック7〜10-1/2の中間くらいです。
リムはラウンドでややうすめです。
リムの外側エッジがラウンドでグリップ感が良いです。
リム内側エッジがややはっきりしています。
カップはバックBくらいです。
ゴードンモデルの特長のスロート#22(3.99mm)くらいです。
バックボアはワーバートン7〜8の中間くらいです。
全長は90.0mmでバックなどより3mmくらい長めです。
とてもふとく暖かな音がします。
息の入りがよく芯の太い響きがします。





V.F−5C
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
ジェロームカレのストックモデルで刻印はJEROME CALLET V.F.-5Cです。
現在は製造されていないマウスピースです。
V.F.はヴィラディミール・フリードマンのイニシャルです。
ヴィラディミールはジャルディネリのマウスピース設計、技術者で
マイルス・ディヴィスのマウスピースを製作しました。
またストーク、ワーバートンの製作指導したことで有名です。
内径サイズはバック6くらいです。
リムはフラットで厚めです。
そのため口あたりがソフトでハードプレスでも痛くなりにくくバテにくいデザインです。
外径サイズはバック5くらいに感じます。
リムの外側エッジがはっきりしていてグリップしやすいマウスピースです。
カップはバックFくらいで浅めです。
スロートからボアの連結部分・ショルダー角度がはっきりしています。
ボアは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン8くらいです。
全長は89.6mmでシャンク先にメッキはげがあります。
レスポンスが良くブリリアントでスピード感のある音がします。
ビックバンドやホーンセクション、ポップスにおすすめです。





ロジャーイングラム
ウッディーハーマン、ハリーコニックJrなどのリードトランペッターとして活躍しているロジャーイングラムの
シグネチャーモデルです。
本人直筆の鑑定書付きのマウスピースです。
ロジャーイングラムについてはこちらで演奏をチェックすることができます。
ジャルディネリでマイルスなどのカスタムマウスピースを製作してきた
ヴラディミール・フリードマンによるマウスピースです。
サイズはバック12くらいです。
リムはフラットでかなり厚めです。
とても口あたりのよいリムです。
カップは浅めのVカップです。
スロートは#29(3.50mm)で市販のマウスピースにはないくらいの細さです。
バックボアも少し細めです。
音はとてもブリリアントでかなりハイノートが楽なデザインです。
繊細なセッティングが必要ですがダブルハイ〜トリプルの成層圏を体験できるマウスピースです。
超ハイノートヒッターを目指す方におすすめです。





ロジャーイングラム
ウッディーハーマン、ハリーコニックJrなどのリードトランペッターとして活躍してい
ロジャーイングラムのシグネチャーモデルです。
本人直筆の鑑定書付きのマウスピースです。
ロジャーイングラムについてはこちらで演奏をチェックすることができます。
ジェロームカレ初期のカスタムマウスピースです。
刻印は5F JEROME CALLETでシャンク部分にRIとあります。
サイズはバック12くらいです。
リムはフラットで厚みはノーマルです。
カップはゆるやかなボウル状です。
2段目のカップはバックEくらいです。
鑑定書にはスロートは#28(3.57mm)とありますが#28よりやや細めです。
バックボアはワーバートン3くらいで細めです。
ロジャーイングラムはこのマウスピースシルキーの組み合わせで演奏していました。
芯があるレスポンスの良いスピード感あふれるサウンドです。





7VSアコースティックモデル
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
7VSというカタログにはないレアなモデルです。
サイズはバック10-1/2よりやや大きめです。
リムはフラットで厚みはノーマルです。
カップはジェロームカレではめずらしいゆるやかで深めのVカップ形状です。
深さはバックBくらいで深めです。
スロートは#26(3.73mm)くらいです。
バックボアはワーバートン6くらいです。
息の入りがよくとても太く豊かな響きがします。
やや明るめでふくよかな響きです。
PPP〜FFFまでダイナミクスの幅が広がります。
唇の振動が分散せず全部が音になる感じです。
吹きやすさと音質のバランスがとても良いです。
ジェロームカレのロゴが入っているオリジナル皮ケース付きです。





70年代にジェロームカレが彼自身と彼の生徒のために製作した初期のマウスピースです。
型番は周囲に一番評判が良かった4です。
内径サイズはバック5くらいです。
リムはフラットで厚めのため外径サイズはバック3くらいに感じます。
口当たりがソフトでハードプレスでも痛くなりにくくバテにくいです。
カップは浅めのDくらいです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン4くらいでタイトです。
高音域のコントロールが楽に出るようにデザインされています。
当初このモデルでマウスピースを発売予定でしたが見た目が当時はヘビーモデルをどこも発売していなく、
見た目が良くなかったため現行のような形で発売となりました。
その後はマグナムシリーズで同タイプを発売しています。
市販されていなかったそうなので非常にレアです。





VARICUP-BUKER15S
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
ジェロームカレのカスタムシリーズのVARICUP-BURKUR 15Sです。
内径リムサイズはバック12よりやや小さめです。
リムはフラットで厚めです。
外径リムサイズはバック12くらいに感じます。
口あたりがとてもソフトでハードプレスでも痛くなりにくくバテにくいリムデザインです。
カップはバックFくらいで浅めです。
スロート手前が太くなりダブルカップ形状です。
スロートは#28(3.57mm)よりやや細めです。
バックボアはワーバートン7くらいです。
とてもブリリアントで芯のある響きがします。
レスポンスが良くハイノートのコントロールが楽なデザインです。
もともとシャンクがやや細めでテープで補正が必要な場合があります。
レシーバー内のギャップが狭くなるため息の入りが良いデザインです。





V.F.-12M
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
ジェロームカレのストックモデルで刻印はJEROME CALLET・V.F.-12Mです。
V.F.はストーク、ワーバートンなどを育てた元ジャルディネリマウスピース製作者の
ヴィラディミール・フリードマンのイニシャルです。
カタログにはクリフォードブラウンが愛用したバック17C1と同じくらいの大きさで
やや浅めのカップのモデルとあります。
内径リムサイズはバック12よりやや小さめです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがとてもソフトでハードプレスでも痛くなりにくくバテにくいリムデザインです。
カップはUV形状でバックEくらいです。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン7くらいです。
全長がバックより3mmくらい長めです。
シャンクがやや細めでレシーバー内部とのギャップがほぼゼロの状態でセッティング可能です。
ギャップ間隔が短いのをマウスピースの長さで抵抗感のバランスをとってあります。
小さめのサイズですが豊かでふくよかな響きがします。
やや明るめでレスポンスの良いマウスピースです。
特にハイノートのコントロールが楽なデザインです。





3 BUKUR
2002年に楽器製作より引退したジェロームカレマウスピースです。
刻印はJEROME CALLET 3 BUKUR とあります。
サイズはバック1-1/2くらいです。
ジェロームカレでは大きめのサイズです。
リムはフラットで厚めです。
とても口あたりがソフトでハードプレスでも痛くなりにくデザインです。
リム内側エッジがややなだらかでえぐりがあります。
カップ内部がえぐりがありゆるやかなWカップ状となっています。
カップはバックCよりわずかに深めです。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン7くらいです。
中低音はディープで豊かな響きがします。
高音域はレスポンスがよくスピード感のあるブリリアントな響きです。
特に高音域のコントロールが楽なデザインです。