モネマウスピースのニューラインナップSシリーズです。
SはSLAP(パチンと手を打つ、びんた)を意味しています。
そのくらい鳴りが良いという意味のようです。
カップ内部がやや広めでえぐりがあるようなカップ形状です。モネらしさを残しながらも
ブリリアントで張りのあるサウンドです。
モネ自身がファーガソンなどのハイノートプレイヤーを目指していたこともあり
リード、ビックバンド、スタジオプレイヤーにも支持されています。
重さが125gのモネのスタンダードモデルSTC-1です。
モネだけでなく他メーカーにもマッチするようにデザインされたマウスピースです。
サイズは現行バック3よりわずかに大きめです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがソフトなデザインです。リム内側エッジがなだらかです。
カップは浅めのバックFくらいです。Sシリーズのためカップ内部がわずかに広めで
えぐりがあるようなカップ形状です。
カップ内は研磨跡がない新しいカッティングマシーンで製作されたマウスピースです。
スロートの手前がやや太めになっています。
そのため浅めですがカップ容量があります。
モネ氏のピッチセンター理論によりバックなどより全長が80.3mmで少し短いBb管用です。
全体のバランスをとっているので低音〜高音で楽器の吹く角度を上〜下にして補正する必要がなくなります。
スロートは#24(3.86mm)です。
スロートの直線部分がかなり長めで高音域が安定するデザインです。
バックボアはワーバートン3くらいです。
音の立ち上がりレスポンスの良いマウスピースです。
モネらしい太くウォームな響きを残しながらブリリアントで張りのあるサウンドです。
高音域での音のつぼがはまりやすくピッチが安定してコントロールが楽なデザインです。 |
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