17C2
クリフォードブラウンが愛用していた型番17C1とシリーズで開発された17C2です。
マウントバーノンバックのなかでもとてもレアなモデルです。
ハイノート、持久力を保つために当時開発されたモデルです。
17C1より浅めでリムが厚めになっています。
サイズは現行バック11くらいです。
リムはフラットで厚めです。
リムの頂点が内側にあるワイドクッションリムです。
カップは浅めのバックFくらいです。
スロートの手前が太くなっていてダブルカップのようになっています。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン10くらいです。
レスポンスがとても良くバックと思えないくらいブリリアントな音がします。
音の輪郭にエッジがある密度の濃い響きがします。





17C1
クリフォードブラウンが愛用していた同型番の17C1です。
ハイノート、持久力を保つために1940〜50年代に開発されたモデルです。
当時のカタログにも掲載されていないレアなモデルです。
型番17ですがワイドクッションリムのため極端に小さく感じないデザインとなっています。
内径サイズは現行バック12くらいです。
リムはフラットでワイドクッションリムでかなり厚めです。
リムの頂点が内側にありリム外側エッジにむかってなだらかになっています。
かなりハードプレスしても痛くなりにくくバテにくいデザインです。
カップはバックEくらいです。
スロートの手前が太くなっていてダブルカップ状となっています。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
スロート内部は円錐形状でやや長めです。
バックボアはワーバートン10くらいでやや太めです。
レスポンスがよくブリリアントな響きです。
エアーを含んだ豊かな低音と張りのある高音が特長です。





5C
マウントバーノンのなかでも極端に現存数が少なくレアなマウントバーノン バック5Cです。
サイズは現行バック5Cに比べるとわずかに小さめです。
リムはセミフラットで厚みはノーマルです。
カップはバック5Cよりカップ内壁にえぐりがありわずかに深めです。
スロートは#27(3.66mm)です。
バックボアはワーバートン9くらいです。
拡張加工はされてないようですがスロート、バックボア内部にメッキはげがあります。
このサイズとは思えないくらいとてもふくよかで豊かな響きがします。
ウォームですがその中にしっかり音の芯があるマウスピースです。
レスポンスが良くローからハイまで太い均一な響きがします。





10-1/2CW
クリフォード・ブラウンが愛用していたといわれている17C1に似た
サイズ、リムデザインのマウントバーノンバック10-1/2CW です。
サイズはバック10-1/2くらいです。
リムはワイドクッションリムです。
フラットでとても厚めです。
リム外側エッジにむかってなだらかになっています。
かなりハードプレスで長時間吹いても痛くならず、バテにくいデザインです。
リム内側エッジがはっきりしています。
リム内側エッジにえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくくバテにくいデザインです。
カップはバックCくらいです。
モネ、パークのようにカップ内が研磨されずに研削跡が残っています。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン9〜10の中間くらいです。
重さが103gでミディアムヘビーのためベルから遠鳴りする吹奏感です。
バックらしい芯のある力強い響きです。
長時間ハードな演奏する方におすすめです。





10 1/2C
根強い支持をされていて現代のマウスピースメーカーのベースとなっているマウントバーノンバックです。
内径サイズは現行バック12よりわずかに小さめです。
リムはフラットで厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
リム内側エッジがややはっきりしていてカップ内壁に浅めのえぐりが入っています。
カップはバック12Cより浅めでバックDくらいです。
カップ内はモネ、パーク同様、研削跡が残してある仕上げです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン10くらいでやや太めです。
このサイズとは思えないくらい芯のある力強い響きがします。
レスポンスがよく正統派なサウンドです。
高音域でも音がやせずに全音域コントロールが楽なデザインです。





11EW
クリフォード・ブラウンが愛用していたといわれている17C1に似た
サイズ、リムデザインのマウントバーノンバック11EWです。
サイズはバック10-1/2くらいです。
リムはワイドクッションリムです。
フラットでとても厚めです。
リム外側エッジにむかってなだらかになっています。
かなりハードプレスで長時間吹いても痛くならず、バテにくいデザインです。
リム内側エッジがはっきりしています。
カップはゆるやかなVカップ形状で深さはバックEくらいです。
モネ、パークのようにカップ内が研磨されずに研削跡が残っています。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン9〜10の中間くらいです。
レスポンスがとても良くバックの良さを残しながらも明るめで
鳴りの良いマウスピースです。
音が軽くならずに芯のある力強い響きです。





7C
根強い支持をされていてマウスピースメーカーの手本となっているマウントバーノンバックです。
現行7Cよりリムが小さめでバック10 1/2〜12の中間くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
リム内側エッジがややはっきりしていてカップ内壁にえぐりが入っています。
スロートは#28(3.57mm)よりわずかに細めです。
バックボアはワーバートン10くらいでやや太めです。
レスポンスがよく明るめでウォームな音がします。
高音域でも音がやせずに全音域コントロールが楽なデザインです。





12C
リーモーガンが愛用していたといわれているマウントバーノン バック12Cです。
現行12Cに比べるとリムが少しフラットで内径サイズも小さめです。
カップはバックCよりやや浅めです。
リム内側エッジにえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくくバテにくいデザインです。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン8くらいです。
サイズは小さめですがレスポンスがとても良く豊かでウォームな響きがします。
ブリリアントで芯のある響きがします。





3C
Aサンドバル、ルーソロフも愛用しているマウントバーノン バック3Cです。
現行3Cに比べるとリムがフラットで厚めです。
そのため口あたりがソフトでハードプレスでも痛くなりにくくバテにくいデザインです。
内径サイズは現行バック3〜5の中間くらいです。
リム内側にえぐりがありエッジもはっきりしています。
カップは現行バック3Cより少しだけ深めです。
スロートは拡張加工されていて#21(4.04mm)くらいです。
ルーソロフも同様にスロートを拡張して使用しています。
バックボアはワーバートン10くらいです。
息の入りがよくとても豊かでボリュームのある響きがします。
レスポンスも良く密度が濃くローからハイまでとてもバランスの良いマウスピースです。





8C
サイズは現行バック10 1/2〜12の中間くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
リム外側エッジがなだらかでややワイドクッションリム形状に近いです。
カップは現行バックCよりわずかに浅めです。
スロートは#28(3.57mm)よりやや細めです。
バックボアはワーバートン9くらいです。
フォーカスのしっかりした密度の高い音がします。
少し明るめでレスポンスのとても良いマウスピースです。