2-1/2C
ニューヨークにあるマウントバーノンで1953〜61年に製造されたマウントバーノンバックです。
リム内径サイズは現行バック5くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
現行バック2-1/2Cよりはわずかにうすめです。
リム外側エッジがややはっきりしています。
リム外径サイズは現行バック1-1/2Cと3の中間くらいに感じます。
口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいリムデザインです。
カップはカップ内壁にえぐりがありバック3Cより深めでC〜Bの中間くらいです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン9〜10の中間くらいです。
レスポンスが良くローからハイまで太い均一な響きがします。
やや明るめでスピード感のある芯のある鳴りがします。





2-3/4Cゴールド
マウントバーノンのなかでも極端に現存数が少なくレアなマウントバーノン バック2-3/4Cです。
サイズは現行バック3Cくらいです。
リムは3Cよりセミフラットでやや厚めです。
口あたりがソフトなリムデザインです。
カップはカップ内壁にえぐりがありバック3Cより深めでC〜Bの中間くらいです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン9くらいです。
このサイズとは思えないくらいとてもふくよかで豊かな響きがします。
ウォームですがその中にしっかり音の芯があるマウスピースです。
レスポンスが良くローからハイまで太い均一な響きがします。





5B
マウントバーノンバックの中でもレアは5Bです。
型番の刻印が大きめのマウントバーノン初期のマウスピースです。
現行5Bによりリムが少し小さめでバック6くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
えぐりがありボウル状のカップで深さバックBくらいです。
スロートは#28(3.57mm)です。
音の密度がとても濃くディープで太い音がします。
音質とコントロールのバランスが絶妙です。
ヴィンセントバックが目指した音がこのマウスピースに込められている感じです。





5A
コンディションの良いとてもレアなマウントバーノン バック5Aです。
サイズは旧刻印バックよりやや小さめでバック5〜6の中間くらいです。
リムが現行バック5Cよりフラットでやや厚めです。
カップはバックAでバックでは一番深いカップです。
モネ、パーク同様カップ内部は研磨仕上げされていません。
カップ内部にコピーしたときについたようなうすいキズがあります。
少し明るめのレスポンスが良いふくよかな音がします。
ソロプレイヤーやアンサンブルなどに最高の音質です。





2 1/2C
マウントバーノンのなかでもレアな刻印がやや小さめのマウントバーノン バック2-1/2Cです。
VINCENT BACH CORP.,MT VERNON,N.Yとニューヨークバックに近い刻印のためマウントバーノンバック初期のマウスピースです。
サイズは現行バック2-1/2Cより小さくバック5相当くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
現行バック2-1/2Cよりはわずかにうすめです。
そのためリム外径サイズは現行バック1-1/2Cと3の中間くらいに感じます。
口あたりがソフトでハードプレスしても痛くなりにくいリムデザインです。
カップはカップ内壁にえぐりがありバック3Cより深めでC〜Bの中間くらいです。
スロートは#28(3.57mm)くらいです。
バックボアはワーバートン9くらいです。
このサイズとは思えないくらいとてもふくよかで豊かな響きがします。
レスポンスが良くローからハイまで太い均一な響きがします。
やや明るめで芯のある豊かな鳴りがします。





12C
リーモーガンが愛用していたといわれているマウントバーノン バック12Cです。
現行12Cに比べるとリムが少しフラットです。
そのため少し小さめに感じます。
カップはバックCより少しだけ深めです。
スロートは#28(3.57mm)です。
サイズは小さめですがレスポンスがとても良くウォームな響きがします。
音が太めでエアーのたっぷり含んだ響きがします。
小さめのリム、深めのカップ、細めのスロートのバランスが絶妙です。





10 1/2A
マウントバーノンバックの中でもレアな10 1/2Aです。
小さめのサイズのAカップは製造数が少ないため入手困難なマウスピースです。
現行10 1/2よりリムが少し小さめでバック12くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
リム内側エッジがはっきりしています。
えぐりがありカップの深さ現行バックBくらいです。
スロート手前のショルダーが太くなっています。
スロートは#27(3.66mm)より少し細めです。
バックボアはワーバートン8くらいでノーマルです。
レスポンスがよくウォームで密度がとても濃いリッチな音がします。
高音域でも音がやせずに全音域コントロールが楽なデザインです。





7C
オリジナルメッキでほとんど未使用のマウントバーノンバック7Cです。
現行7Cよりリムが少し小さめでバック10 1/2くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
そのため口あたりがソフトです。
リム内側エッジがはっきりしています。
えぐりがありカップの深さ現行バックCよりわずかに浅めです。
スロート手前のショルダーが太くなっています。
スロートは#28(3.57mm)よりやや細めです。
バックボアはワーバートン9くらいでわずかに太めです。
レスポンスがよくウォームで密度がとても濃いリッチな音がします。
高音域でも音がやせずに全音域コントロールが楽なデザインです。





2C
プロのオーケストラプレイヤーにも愛好者の多いバック2Cです。
マウントバーノンの2Cは製造本数も少なくレアなマウスピースです。
現行2Cに比べるとリムが少しフラットでわずかに厚めです。
リム内側にえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくいデザインです。
カップは現行バックCと同じくらいです。
スロートは#28(3.57mm)です。
吹いた瞬間に音が身体を包み込むようなエアリーでウォームな響きがします。
レスポンスもとても良くローからハイまでとてもバランスの良いマウスピースです。
他の楽器とよくブレンドするような音です。





1 1/4D
マウントバーノン バックの中でもレアな11/4Dです。
カスタムモデルでH.D.R.の刻印があります。
全長が現行バックより5mmくらい短めでモネのBb管用と同じくらいです。
リムが現行バック11/4よりややフラットです。
リムはセミフラットで厚みはノーマルです。
カップは現行バックDとCの中間くらいです。
スロートは#25(3.81mm)くらいでやや太めです。
レスポンスがものすごく良く全長が短いためか高音域の倍音のバランスがとても良いです。
少し明るめでウォームで芯のある音がします。
Bb管はもちろん短い管にもおすすめです。
オリジナルメッキではありません。
もともとリムの外れる2ピースですが固着しています。