17C1

クリフォードブラウンが愛用していた同型番の17C1です。
ハイノート、持久力を保つために1940〜50年代に開発されたモデルです。
当時のカタログにも掲載されていないレアなモデルです。
17C1の刻印が大きめで開発、発売初期のモデルです。
型番17ですがワイドリムのため極端に小さく感じないデザインとなっています。
内径サイズはバック12よりやや小さめくらいです。
リムはフラットでワイドクッションリムでかなり厚めです。
リムの頂点が内側にありリム外側エッジにむかってなだらかになっています。
かなりハードプレスしても痛くなりにくくバテにくいデザインです。
カップはボウル状で深さはバックEくらいです。
スロートは#28(3.57mm)よりやや細めです。
バックボアはワーバートン8くらいです。
全長が8.3cmくらいでモネのようなサイズに加工されています。
音は奥行のあるブリリアントでふくよかに響きます。
ロートーンはウォームでハイノートはブリリアントで張りのある音がします。
クリフォードブラウンが愛用していた理由が体感できるマウスピースです。
このマウスピースにブレッシングスーパーアーティストモデルで完璧な組合せとなります。





7C

ニューヨークバック後期に製造されたマウスピースです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
サイズは現行バック7より小さめで7〜10 1/2の中間くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがとてもソフトなリムです。
えぐりがありカップはやや深めでバックC〜Bの中間くらいです。
スロートは#28(3.57mm)です。
バックボアはワーバートン10くらいで少し太めです。
とても鳴りが良くやや明るめで暖かく豊かな響きがします。
小さめのサイズと深めのカップのバランスが良いです。





7BW

ニューヨークバック初期に製造されたマウスピースです。
7BWという刻印が大きめで97gあり現行モデルより5gくらい重いです。
サイズはバック7〜10-1/2くらいです。
リムはフラットでかなり厚めです。
ハードプレスでも痛くなりにくく口あたりがとてもソフトなリムです。
リム内側エッジははっきりしています。
えぐりがありカップはバックBでやや深めです。
スロートは#28(3.57mm)です。
ウォームで音の密度が濃く豊かな響きがします。
バックボアはワーバートン7くらいです。





17C

ニューヨークバック後期に製造されたマウスピースです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
サイズは現行バック10-1/2くらいです。
リムはフラットで厚みはノーマルです。
リム頂点がやや内側にありリム内側エッジは、ややはっきりしています。
カップはバックCよりやや深めです。
スロートは#26(3.73mm)です。
バックボアはワーバートン9〜10の中間くらいです。
息の入りがよくウォームで豊かな響きがします。
やや明るめで芯の太い鳴りです。





12CW

ニューヨークバック後期に製造されたマウスピースです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
クリフォードブラウンが愛用したニューヨークバック17C1に似ていますが
このマウスピースの方がワイドクッションリムになっています。
内径サイズは現行バック12よりやや小さめです。
リムはワイドクッションリムでかなり厚めです。
リム外側エッジがラウンドでかなりハードプレスで吹いても痛くなりにくいデザインです。
リム内側エッジははっきりしています。
カップはDくらいです。
リム内側エッジにえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくくバテにくいデザインです。
スロートは#27(3.66mm)よりやや細めです。
レスポンスがよく明るめで芯のある豊かな倍音を持った響きがします。





8-1/2C

ニューヨークバック後期に製造されたマウスピースです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
サイズは現行バック12よりわずかに大きめです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがソフトなリムデザインです。
リム内側エッジははっきりしています。
リム内側エッジにやや深めのえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくくバテにくいデザインです。
カップはバックBくらいでやや深めです。
スロートは#24(3.86mm)です。
バックボアはワーバートン8くらいです。
レスポンスが良くブリリアントで鳴りが良いです。
太めで芯のある響きがします。





6B

ニューヨークバック中期に製造されたマウスピースです。
現行の銀メッキより黒っぽいニッケルメッキのようなオリジナルメッキです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
6Bはチェットベイカーが生涯愛用したことで人気のある型番です。
サイズは現行バック6くらいです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがソフトなリムデザインです。
リム内側エッジははっきりしています。
えぐりがありカップはバックBでやや深めです。
スロートは#26(3.73mm)くらいです。
バックボアはワーバートン9くらいです。
とてもレスポンスがよく音の密度が濃く豊かな響きがします。
ボリュームの幅も大きく表現力が広がるような感じです。





18ゴールド

ニューヨークバックでも初期に製作された型番刻印の大きいタイプです。
サイズは現行バック12くらいです。
リムはフラットでやや厚めで口あたりがソフトです。
リム内側エッジがはっきりしています。
リム内側エッジにえぐりがありカップ内壁に唇が触れにくくバテにくいデザインです。
カップは深めのA〜Bの中間くらいです。
明るめでレスポンスのとても良いマウスピースです。
優しく吹くとふくよかで息を入れていくと張りのあるブリリアントな音がします。
小さめのリムと深めのカップの相性が良いです。





8B

ニューヨークバック後期に製造されたマウスピースです。
CORPの後に「.,」がありマウントバーノンの初期刻印と同じです。
サイズは現行バック7よりわずかに小さめです。
リムはフラットでやや厚めです。
口あたりがソフトなリムデザインです。
リム内側エッジははっきりしています。
えぐりがありカップはバックBでやや深めです。
スロートは#27(3.66mm)です。
バックボアはワーバートン8くらいです。
音の密度が濃く豊かな響きがします。
小さめのサイズと深めのカップのバランスが良いです。





10 1/2C

ニューヨークバックの中でも初期タイプで型番の刻印が大きいレアなマウスピースです。
サイズは現行バック10 1/2より少し小さめです。
リムはフラットで厚みはノーマルです。
リムの外側にややエッジがありグリップしやすい感じです。
スロート手前が太めでカップ内ショルダーはなだらかです。
スロートサイズは#27(3.66mm)くらいです。
カップは現行バックCよりやや深めです。
音はやや明るめで太くウォームな鳴りがします。
レスポンスが良くローからハイまでバランスが良い響きがします。